*2. さまざまな色に光るのは,専門用語でいえば,ストークス・シフトの大きさが鉱物やアクチベータによって違うからだ.蛍光灯がどういうメカニズムで光るかご存じだろうか.蛍光灯の中身(水銀ガス)が光っているわけではない.水銀は目に見えない紫外線を発しており,それがガラス管に塗布された蛍光物質に一旦吸収されて,その発光を見ているわけだ.考えてみれば僕が蛍光鉱物に紫外線をあてるのも,石ころをつかって蛍光灯を再現しているようなものだ.類似のアイデアは有機
EL や LED,シンチレータ等で手を変え品を変え応用されて,身の回りにあふれている.